ほうがん【判官】(p.1399)

「判官贔屓」を「ほうがんびいき」と読むのか「はんがんびいき」と読むのか、
どの辞書の説明を見ても決定打はありません。
もともと「ほうがん」と格調高い読み方をしていたところ、「はんがん」という現代風の読み方が優勢になってきたように思います。

「重」を「じゅう」と読むか「ちょう」と読むのか。
「捲土重来」では「けんどちょうらい」か「けんどじゅうらい」かで揺れていますが、
「重陽」は「ちょうよう」であって「じゅうよう」とは読みません。逆に「重要」は「じゅうよう」で「ちょうよう」ではありません。
「ちょう」のほうが重みが感じられます。
ただ「判」の読みは「はん」一つしかないのは少し気になります。