2017年9月のブログ記事

  • いれこむ【入れ込む】(p.99)

    「何か一つのことに、意気ごんでのめりこむ」 これは東京方言だろう。関西では「パソコンに入れ込む」「サッカーに入れ込む」のような使い方には違和感を覚える。 ところで、「落ちこむ」「ふさぎこむ」「駆けこむ」「盛り込む」は関西でも使うが、この違いはどうして出てくるのか。

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  • しばく (p.640)、どつく (p.1068)

    「しばく」〔関西などの俗な方言〕 ①たたく、痛めつける ②食べる、する ②は完全な死語。これは削って、①のみ記載するのがよい。 「どつく」〔関西などの方言〕〔俗〕強く突く、なぐる、どづく(例)どついたるで 関西はがらが悪いと関西方言を見下す「三国」だからこその収録だ。本音は「俗な方言」というよりも... 続きをみる

  • ぜいろく【贅六】(p.709)

    「江戸っ子が上方(カミガタ)の者をあざけって言ったことば」 出典は江戸時代式亭三馬の「浮世風呂」。ほとんど死語になっている上方ことばだけをどうして載せるのか。この対になるのは同じ作品に出てくる「関東べい」だが、関東びいきの「三国」はこれを収録していない。載せるなら両方載せる、載せないなら両方載せな... 続きをみる