さほう【作法】(p.578)

ここでは「作法」の読みかたについて。
①さほう
②さくほう
③さっぽう
①は起居動作の正しい方式。現在は「ク」が脱落したこの読み方が主流。
②は〔文〕で(文章などの)作り方。(例)小説作法。改まった感じ。
③写真家の土門拳は自著「写真作法」を「しゃしんさっぽう」と読ませている。さらに改まった感じだが、これが古来の読み方ではないのか。
 韓国語を見ると「作法」の表記は작법(チャボ[プ])だが、実際の発音は작뻡(チャッポッ[プ])となる。日本語の起源を知るのに参考にならないだろうか。