うつりこむ【写り込む】(p.1124)

「写真の中に、偶然写る」
『大辞林』は「写真で、予期しない余計なものが写ること。」とある。
なお
「込む」(p.532) は
「すっかり…する」「じゅうぶんな程度になるまで…する」
とある。なるほど、そこで「偶然」「予期しない余計なもの」という意味が出るのか。
●「東京駅の写真に写り込んだ『奇跡』」
●昨春以降、犯行の様子が防犯カメラに写り込むようになり、ついに拠点が判明、今年7月に逮捕に至った。
しかし、これは複合語の好きな東京人が使うことばだ。関西の人間なら「東京駅で偶然写真に写った『奇跡』」「防犯カメラに偶然写ることになり」となる。「写り込む」を使うのは気恥ずかしい。