ぜんご【前後】(p.819)

この辞書には「造語」の指示が目につく。
「前後」では「前とうしろ」という本来の意味に対して
「ぐらい、内外」(例)十人前後、百円前後 が造語になっている。名詞の後に接尾語のようにつける用法は場所を表す漢字本来の意味から転化したため造語扱いにしたのか。
他の語では、
だい【代】(p.866)「時代、世代、(年齢の範囲を表す)70代」
だい【大】(p.866)「大東京、大暴落、大人物、等身大」
かみ【神】(p.284)「神わざ」
あく【悪】(p.13) 「悪天候、悪送球」
きん【金】(p.384)「十八金の指輪」
などがそれぞれ「造語」になっているが、今はふつうに使われる表現なので省略してもよいのでは。